Love at First Sight



Jerome Pradon's fan site


Crime of Passion のプログラム表紙

Crime of passion 公演

上の白黒のCrime of Passion のプログラム表紙は、 先にお断りしておきますが、私が失敗して白黒コピーにしたのではありません

プログラムと言っても、カラーのチラシ(CDのジャケットと同じ写真ですよね)を白黒コピーした表紙に、ジェロームのプロフィールとかスタッフ紹介とか書いてあるだけで・・・つまり1枚の紙を2つに折ってある物なので。

学園祭のパンフの方が豪華じゃないのか?・・・(以下自粛)

もともとJean Guidoniというフランスの歌手のCrime Passionnelというアルバムを英訳したものです。オリジナルCrime Passionnelについてはこちらで

レビュー

Musical Stagesレビューアーカイブしか読めないのでコピペ引用(最初スクショにしたらスマホでは小さすぎて読めなかった)

Jerome Pradon in Crimes of Passion (Pleasance Dome)

Jerome Pradon may be new to many fringe audiences, but in the musical theatre world he is of course already an established star thanks to his excellent performances in the video production of Jesus Christ Superstar and the West-End production of Whistle Down The Wind.

Crimes of Passion is a one-man musical by two Frenchmen: Pierre Philippe & Astor Piazzolla. What feels, at times, like a three-hour epic, is in fact only one hour long – but Vincent Vittoz’s production it is a bit of a slog.

Only Jerome’s excellent performance prolongs interest – and this is why the show is worth seeing. He performs the repetitive score with an intensity that captivates the audience, when the music doesn’t.

Unfortunately, the lyrics are also unhelpfully awkward and don’t give us much chance to follow the story.

Some European performances of the piece are planned, and for the curious amongst you – don’t be put off. However, you can’t help feeling that without Jerome the audience would never stick it out.

by Mark Barlow

mark.barlow@musicalstages.co.uk

ジェロームの演技は褒めてるが、音楽と歌詞には辛口

ジェロームの公式サイトに以前あった掲示板フォーラムは何年も前のファンの書き込みが遡って読めて、この公演の感想もたくさんあったのですが、今現在(2019年)なくなってしまったので もう読めません(泣)掲示板が読めていた当時に書いたものに補足したのが以下の内容です

さらなる驚愕の・・・あ~、うそ!?

これ以上CoPに関しては驚かされる内容は出てこないと思ったフランス語オリジナル版CDの歌詞の背景を遙かに超える驚愕の・・・・舞台版の内容をフォーラムから見つけました

え~と、品性と理性を保ったまま上品にいきましょう(汗) 大声出しても大丈夫なように回りを確認しましょう(汗)

まず、CoPが公演の真っ最中だった2001年当時に、”CoP見に行きたいと言っている11歳の姪を連れて行っても大丈夫な内容ですか?(大意)”というVickyさんの質問に対しての答えで

Toniさんがジェロームがベッドシーンの演技をしているので小さい子にはちょっとみたいな返事をしていました。

ず~~~とCoPのDVD希望って言ってましたが 撤回したい・・と思います・・・そんな~まともに見られません

ジェロームのことですから、どんなときにもきっと一切手抜きなどしない演技をエキセントリックというか表情豊かっていうか、濃いっていうか、リアル(以下自粛)にしたんで・・しょうね。

なんせParadiscoでも(以下略)

一体どこの場面?

CoPのCDを聞いても上記のシーンは出てきません。 一体どの曲のどの場面がそんな演出になるの? ・・・好奇心に負けてメールで聞いちゃったよ~(恥)

答え  THE SUFFERING MACHINE
(ジェローム版CDでは4曲目の LOVE AT FIRST SIGHTの続きに入っているセリフのみのもの)

ジェローム版CDでは、このTHE SUFFERING MACHINE(MACHINE A SOUFFRIR)はとても短いもので ”これはあなたの物だよ、持っていきな”と言われるシーンのみです。 しかし、オリジナルであるGuidoni版CDのうち、1982年オリジナル版CDはMACHINE A SOUFFRIR自体収録されていません。ライブ版である2000年版CDでは、このMACHINE A SOUFFRIRの部分が、ものすごく長いモノローグになっています(10分12秒)

舞台では、この長いモノローグの中で・・・上記のジェロームが”リア(以下自粛)に床と・・・”という演技があった・・・そうです

Guidoniの2000年版CDは何回も聞いていたのですが、そんなことがあるなんて全く気がつきませんでした。そのあたりは変えてあるのでしょうか?それともGuidoniは歌手なのでそこまで演技していないのかもしれません。

・・・・だってフランス語わかんないし、Guidoniはず~~と淡々と語ってるだけなんだもん。

エジンバラ・フェステイバルの様子を紹介した当時のTV放送の映像(エンタメニュースみたいなもの?)にジェロームのインタビューと公演(リハ?)の短い時間映像があります。あるんです、はい。ファンの人が録画してくれたものが回り回って。とりあえずジェロームの迫力ある写真をどうぞ

Crime of passion のCD

ジェロームの魅力満載!一人芝居ミュージカル(?)なので、厳密にはソロアルバムではないが、どこをとってもジェローム金太郎飴状態。殺人者の心象風景をつづった芝居らしいが、4曲目のLove at First Sightは独立してもラブ・ソング(失恋だけど)として成立すると思う。

残念ながら現在廃盤でCD入手するにはebayとか中古ショップを当たらないといけないようです。

   

この方が全曲 英語歌詞つきでアップしています。

Jean GuidoniのCrime Passionnel(Crime of Passion)について

ジェローム版はピアノ1本のシンプルなアレンジだが、元曲のJean Guidoni版はピアソラのバンドネオンを生かしてタンゴ・タンゴしている。

   

Jean Guidoni unofficial site

GuidoninoCrime Passionnel は3種類

このサイトにはフランス語の歌詞、歌の背景、Crime Passionnel公演の動画もあるが、この動画が死ぬほど重い。リンク切れで動きがないの?と思うくらい完全に忘れた頃になって延々と落ちてくるという物。でも内容は良い、ジェロームの公演とはもちろん違うだろうけど、こんな感じの一人芝居(コンサート?)だったのかなと想像するには楽しい物。

このサイト公式だと思いこんでいたんですが、ファンの方が作ってる非公式なんです。でも詳しいし動画もあるしすごいですね。

Crime Passionnel(Crime of Passion)歌詞の背景について

**以下の内容はすべて Jean Guidoni unofficial siteの管理人Eric Castaingさんからお聞きした物をまとめました。同じ内容がサイトの方にもフランス語で載っています。

   

Pierre Philippe  オリジナルフランス語版の作詞家

Pierre PhilippeのファンサイトGuidoniファンサイトの管理人さんが作っています。フランス語

"Machine a souffrir/THE SUFFERING MACHINE"

作詞家のPierre Philippeが自分の恋人 Peter Wolfの名誉のために書いたそうです。Peter Wolfはモデルでハンサムだったそうですが、二人が出会って数ヶ月後Peterはドラックの過量で死んでしまった。Pierre PhilippeはPeter Wolfとの話を本"la passion selon Peter"にまとめました。

"Coup de Coeur/ Love at First Sight"

Pierre PhilippeがPeterに最初に出会った時の話が元だそうです。実際にはPeterに会う前に書かれた物ですが、後にPeterに捧げた物になったそうです。

えーと改めて書かなくても分かると思いますが、二人とも男性です。

Jean Guidoni unofficial siteにかなり詳しく歌詞の背景が書いてあります、でもなんせフランス語なので・・

オリジナルフランス語版の構成

(オリジナル版、ジェローム版のタイトル併記しました)

フランス語版と英語版の歌詞は似た内容だそうです

ある男が街の中で孤独な思いを抱えて (Le Haut Mur/ The City Wall)、 さまよっている (Masque Noir/ Mask)(Alors Je Me Suis Assis,/So Then I Sat Down)。

ある出会いで愛(男性)を見つけることができた (Coups De Coeur/ Love at First Sight)。

しかしやがて彼は嫉妬に苦しむ事になる (Solo/ Alone)。

ある日ベッドルームで古い新聞にEugene Wiedman (フランスの連続殺人犯で、最後の公開処刑・ギロチンにかけられた男)の記事を見つける (Weidmann/ Weidmann)。

しだいに恋人への嫉妬が怒りに変わっていき (Lames/ Knives)

**オリジナル版には、j'ai le Coeur empli de lames - Larmes - lames (my heart is full of tears -blades - tears)という内容があるそうで、英語版はこの部分が無いそうです。

ついには殺してしまった (Qui Crie? / Who Screamed?)

そして後悔。恋人の死体を花にたとえている (Fleurs Fanées/ Faded Flowers)

(Summons)孤独 (Alors Je Me Suis Assis (N°2)/ So Then I Sat Down (reprise))

そして終幕 (Les Draps Blancs/ White Sheets)

雑記

(昔書いた駄文読むだけ無駄ですよ、苦笑)

the Crab

SO THEN I SAT DOWN (no 1)という曲の最後の方にこういう歌詞があります。

"And where nonetheless I believed I could perceive the crab A medallion on the carpet...."

最初に辞書を引き引き、歌詞をなんとか読もうとした時から、ずーと疑問だったんですよ。 なんでカニがいきなり出てくるの? the Crabってカニだよね? カニ以外に別の意味があるのだろうか?  それともスラングで別の意味になるとか? と言いつつも、私の英語力では他の部分も曖昧にしか理解できていないので 結局は放置状態に。

CSさん(古参のジェロームファン)へ他の用事でメールした際に、”分からないことがあれば聞いてくださいね”という優しい言葉に、しっかり、ちゃっかり、ここぞとばかりに聞いてみました。 (もう、この際どんなチャンスも逃がしません!)

" the Crab"って横歩きするハサミのあるカニですか? 何故カーペットの上に急に出てきたのですか? 夕飯用に買ったカニが台所から逃げたのですか?(^o^) (アホな冗談通じたかな?)

それに対してCSさんはこんな歌詞の解釈を説明してくださいました。 ”彼は自分の部屋の小さな椅子に座って、床・壁・カーペット・シャンデリアが自分の方に迫ってきているという強迫観念にとらわれ、部屋の中に捕まっている・囚われているという恐ろしい幻想の中にいます。カニやmedallionは彼の見る恐怖の幻影です”

でも、ここで更なる疑問が・・・カニって恐いですか? どうも納得がいかない。

もうこの際です、どんなチャンスも・・ カニはフランスやイギリスでは何か特別な意味を持つ象徴ですか? カニは特別恐いイメージがあるのですか? 日本人は、もし幻想でカニが出現しても、”うまそう、食べちゃえ”としか思いません。 (まさに中学生の英作文以下です)

たぶんあきれていたであろうCSさんはそれでも優しく説明してくださいました。 ”カニは特別な象徴ではなく、普通、誰も恐れたりしません。しかし、ここではカニやメダルは彼の心の眼で見ている物で、部屋の中で四方の壁に囚われている彼のネガティブな性格や状況を現してるのではないかと思います。メダルに関しても歌詞の中では詳しく書いてないけれども彼のnegative feelingsを現してるものだと思います”

SO THEN I SAT DOWNはCDの中に2曲あり歌詞が違います

No1 は彼の孤独の恐怖に囚われている状況

No2 は恋人を殺してしまた後の恐怖と後悔、そして別の意味での孤独の恐怖に囚われている

すごい!同じメロディ微妙に違う歌詞。2つの違う孤独の意味。 こんな構成だったなんて!! 英語出来る人には今更何を言ってるのって状態でしょうが CSさんになんでも質問して良いと言われたときに、まさか歌詞全部についていちいち聞きまくる訳にもいかず、とりあえず、軽い気持ちで一番簡単な質疑になりそうなカニを選んだつもりが・・

カニが芝居の構成全体の理解を深める事(当社比)になるとは、質問した自分が一番驚いてます。これぞカニでタイを釣る(違う) 個人的な質問だったにもかかわらず、あまりにも驚いたので、了承を得てCSさんの歌詞の解釈を載せさせて頂きました。Thank you, CS!

LOVE AT FIRST SIGHTを聞きながら

<注意> 読んだ後でイメージ壊れたどうしてくれるんだという苦情は言わないでください

**これ書いたのは、曲の背景を知る前です。間違っているのがわかりましたが、まあ曲の解釈はそれぞれの考えと言うことで・・・・英語力無いのバレバレ(以下略)

素直に歌詞を読めば、去っていった恋人への未練・失意を歌った物 殺人者の心象風景の芝居だから、失恋から生まれる愛情と憎悪かもしれない

でも、ふと思ったのは 相手は恋人ではなく甘言を吹き込む悪魔なのかもしれない  ”俺の言う通りにすれば、間違いない、恐い物なんて無い、望みは全て叶えてやる”と翻弄された挙げ句の果て男の見た物は・・

耳元で悪魔の誘惑を囁くのが、メフィストでも恐いが    ・・・・・もしそれが喪黒福造なら・・・・・・・・・ドーーン

・・・・いかん、想像したら気分悪くなった 大好きな曲なのに・・・ばかな自分を呪っている

 

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