Love at First Sight



Jerome Pradon's fan site


ポスター
チラシ2種

Chance

概要

Chanceは ”日替わりキャスト”で上演されます。毎週公式サイトにキャストが発表されています。

受賞歴

Les Musicalsというミュージカルのフェスティバルが一時期開催されていました。その2005年のときに受賞しています。 Chance a été élu "Meilleur spectacle de l'année" à l'occasion du Festival de la comédie musicale à Beziers le Samedi 22 janvier 2005

2018年からの再演では2019年モリエール賞 spectacle musicalを受賞しました

   

以前の Chance公式サイト。ジェロームがよく出演していた頃のサイトです。

こちらにはジェロームの写真や動画がまだ残っています(A Voir)ページへ。動画にはFlash Playerが必要なので使える環境でしたら楽しんでください。 動画は他の場所にもありますのでFlashない方はそちらへ

ジェロームの歌が1曲聞けます Le Lamento(Jérôme Pradon) (A écouter)ページへ

現在のChance公式サイト Facebookです

ジェロームがよく出演していたのは2005年頃ですから新しいFacebookのサイトにはジェロームの動画などはないようです。 2018年から再演しているようです

2019年モリエール賞 spectacle musicalを受賞しました。せっかくなのでジェローム入のCDとかDVDとか出してくれないかなあ。 でも、もしも、もしも出たとしても受賞したのは再演版だから現キャストのなっちゃうかなあ

はやしさんの特別寄稿コーナー

2005年にフランス留学されていた はやしさんは何度もChanceを観劇されていました。フランス語はわからない私は、はやしさんからたくさん情報をいただきました。本当にありがとうございました。ここはその当時に寄稿して頂いたレポートのページです。

変則キャストだからこそ楽しめる事

何度もChance!を観劇していらっしゃる はやしさんだからこそわかるキャストの組み合わせによるおもしろさの違いという、貴重なお話を聞かせていただきました

「この作品には、そのキャスト固有の演技というのが結構多いんですよ。

例えばローランの壊れたインターフォン

(ロトの大当たりの一連の場面の最初、2度目に配達人がやってくる部分です。 歌詞で言うと、アニェスが「ウ~イ~ィ」と言った後に、妙に甲高い声で 「ボンジュール セ ル クールシエ~ "Bonjour, c'est le coursier-er"」と唄うところです。 これCDでは何にも説明がないのでかなり場面が分かりづらいんですけど、 この舞台中で何回かあるインターフォン越しの会話の一つになっています。 ローラン配達人はここを変な声で歌い始めて、アニェスがインターフォンを 叩くと普通の声に戻る、という小ネタでいつもウケをとっています。 今のところ彼しかやっていません。 (ただしファビアン配達人だけは見てないので分かりませんが) や、エドゥアール配達人のハモリ (Disc 2-08. http://www.avocats.fr)など。

中には定番の演技になったものもあります。これはやはりベテランほど引き出しが多くなるようです。同じ事を していても破壊力が違ったりするんですよ。見る方としては、やはり+αをもたらしてくれる役者さんが面白いんですよね。そう いう点からすると、作品が体に入っていていつ急にでても大丈夫なメンバー、あるいは本役以外もこなしている メンバーというのは、細かい技もいっぱいありますし、いろんな組み合わせでこなしているという利点もあって、 安定しています。

また組み合わせのおもしろさもあります。例えばファビアンとローランはお互いに良く仕掛け合うので(笑)、 相乗効果になることが多いです。 もちろん演技によっては冷静に考えるとやりすぎだろう? というのもたまにありますけど、 それが面白かったりもするんですよ。

また客席がオールスタンディングになったこの前の公演のような例もあります。 (注 2005年9月23日の公演 terranceさんのブログで、はやしさんがコメントしていらっしゃった日の公演の事です)

あの日はお客さんの中に大きな声で良く笑う一団がいたんですよ。本当に良く笑っていたので、 ジェロームがそこの一団に受けるようにわざと大げさにやって 見せ始めたんですよ。あの日のアニェスはアニェス・パットでしたが、彼女は普 段ボスと同じ歌詞を歌う時に(Disc 1-19 Le classementの「♪Au boulot!!♪」)ボスのまねをしているんで すよ。つまりジェロームが大げさになると必然的に彼女の演技も大きくなってい くわけです。そうしたら他のベテラン勢がすぐそれに演技を合わせてきたんです よ。新メンバーのニナとエティエンヌもうまかったですし、2人の初々しさとベ テランとのコントラストも出て、舞台全部が良い方向に転がっていきました。勿 論観客全体も前以上に反応して、さらに良い循環をしていました。その結果が カーテンコールのオールスタンディングだったんじゃないかと思うんですよ。こ の作品でオールスタンディングというのは僕には初めての経験でした。

あの上演形態はいろいろな組み合わせが見られるので面白いのですが、反面なか なか難しいこともあるようです。見る側としては、勿論思った通りの組み合わせ にはなかなかならないというのが大きいのですが、プロダクションの側にも出演 の調整など大変な点があるようです。こういう例を挙げるのが適切なのかは分か りませんが、ニナ役者が風邪を引いていて最高音が辛そうな公演というのがあり ました。カーテンコールでの作者の挨拶によれば、実は4人いるニナのうち、3 人が他の仕事等でNG、裏キャストも使えず、結局ニナとして舞台にでられるの は風邪の彼女しかいなかったとのことでした。勿論あちらもプロですから、高音が 多少でないとはいっても、歌い方を変えてたりして、舞台はちゃんと務めていました。

まあいろんな事があります、細かい話やちょっとしたハプニングなんかはしょっ ちゅうですしね。」

(文 はやしさん)

当時の私のブログのコメント欄に頂いたレビュー・あらすじをご了解を得て転載させて頂きました。 はやしさん本当にありがとうございました

はやしさんからの提供して頂いたレビュー・簡単なあらすじです

オフィシャルのあらすじではわかりにくい、というより詳しいお話はなにも説明されてないんですよね。 実際にはロトくじの話が最大の出来事ではあるんですけど、日常に起きる出来事(かなりデフォルメされてますし、非日常的でぶっ飛んでますけど) が次から次に組み合わせられています。

上演時間約120分幕間なし、舞台は法律事務所だけ、台詞はすべて歌なので明確な場面の切れ目もないようなものですし、 確信犯的お遊びなんかも随所に入っているので、逐一あらすじを書くのは大変だとは思います。

まあ時系列的にわけると4つのパートにわけることができそうです。

一日目・その夜・次の日・しばらくたったある日。 ロトくじに当たるのは(舞台上)2日目の朝なので、実際にはロトくじに当たるまでに相当な時間が経過しています。 前半部分は法律事務所のある一日の出来事が描かれます。

<法律事務所のある一日>
まずニナが研修にくる日の朝、遅刻常習犯(笑)アニェスがどこかにやってしまったフロッピーを探すエティエンヌとケイトの会話から始まります。 フロッピーがない、アニェスの遅刻、研修生ニナ、バイク乗りの配達人、生き甲斐はコーヒーブレイク、月曜日はロトくじの日、法廷弁護はしたくない、 研修生の仕事、爪が割れた、ボスの信条、仕事が辛い時は、仕事の終わり など。

<法律事務所の夜>
ボスの心情、フラメンコを踊る怪しい掃除のおばさん、相変わらず愚痴るエティエンヌ、ニナとエティエンヌ、さらに愚痴るエティエンヌ など

<次の日>
再びアニェス遅刻?、ロトくじ~99ミリオンユーロ、それぞれの夢 など。

<しばらくたったある日>
アニェスのラブレター、それぞれのその後(含:ボスラップ)、何か世のためやってみよう、インターネット無料法律相談事務所(avocat.fr)、 弁護士のモード、無料法律相談(含:被告人はボス(ボスの告白))、愛は素晴らしい、ミュージカルはハッピーエンド など。

おおまかこんな感じです。雰囲気はおわかりいただけるでしょうか? 「場面タイトルらしき物」は僕が便宜上勝手に名付けてます。 (正確な場面わけもミュージカルナンバーの正式なタイトルもすべて把握しているわけではないので。)

ボスラップは、ロトに当たってしばらくたったある日、みんなが法律事務所に何となく次々と集まってくる場面(「それぞれのその後」)ででてきます ボスはロトに当たった場面でも「自分にはお金は特別目新しい物じゃないから」とうそぶいているんですよ。 それがこの場面では、この格好に、ラップ、崩れたフランス語ですからね、ご存じのように「これはオチか?」と思うぐらい変わっちゃってます。

特にジェロームボスはこの場面以降、崩れたボスを嬉々としてやってるんですよ。ギャップがたまりません。

対して「Aimer」は、みんなでネット無料法律相談をしている中で、「実は自分も一つセクシャルな罪人の案件がある」と言い出し、 「その被告は自分で、同僚に思いを寄せている。それはアニェスにだ!!」と告白します。 (すでに法律相談ではなく人生相談(笑)) 勿論ボスに恋して、何度かどさくさに紛れて告白を試み、ラブレターまで書いた、彼女はこの件の弁護を引き受けます。 いわく、「愛は罪ではない」(笑)。で、両思いになれた喜びの中、愛は素晴らしいという内容を、なぜかまじめにいわゆる 若者語で歌っているのが「Aimer」です。「ロミオとジュリエット」の「Aimer」のパロディっぽいです。

(文 はやしさん)

さらに詳しいあらすじが明らかに!

はやしさんが大変お忙しい中、更に詳しいあらすじをまとめて下さいました。 ほんとうにありがとうございます。無断転載しないでください。

Chance あらすじ Part 1

(c) sawa at Théâtre Le Méry on May 2005

ACT 1 <ある日の朝>

エティエンヌがあちこちを探し回っている。 クライアントの資料を入れたフロッピーが見つからないのだ。 しかも管理しているはずの秘書アニェスはいつものように遅刻してまだ出勤してこない。 二カ国語秘書のケイトには、まじめに相手をしてもらってないのか、遊ばれているのか、 軽くいなされる。結局その仕事は後回し。 Disc1-01. Ouverture - La disquette

遅刻のアニェスが事務所に駆け込んでくる。 「今日はほんとに大変だった、二時間も前に家を出ていたのに...」と語り始める。 しかしみんないつもの事(フランス人にありがちな言い訳)なのか軽く聞き流している。 Disc1-02. La retardataire

そこに新しい研修生ニナが初出勤してくる。彼女が来ることをアニェスはすっかり忘れて いた。 だれに話しかけて良いか分からないニナは、とりあえずエティエンヌに話しかける。 とっておきの(うけない)洒落でかえすエティエンヌだったが、彼女の顔をしっかり見返 した時何かを感じたようだ。 Disc1-03. Arrivée de Nina Fleurie

事務所へ不在のボス宛の電話がかかってくるが、ケイトは雑誌の切り抜きに夢中。 ちゃんと応対するフリをしながら、うわのそら。ちゃっかり先方に再度の電話をすすめ る。 Disc1-04. Conversation téléphonique

次に研修生を担当するアニェスに話し出す。遅刻をわびる彼女。彼女が話し出した遅刻の 理由は、 さっきアニェスが話した通りの内容だった。和やかな雰囲気が訪れる。 しかし、みんなが再び仕事に取りかかると、忘れられた状態になるニナ。 おずおずと再びアニェスに1から話し始めるが、インターホンが鳴り、話を中断されてし まう。 まだ自己紹介以外にほとんど話ができていないニナ... Disc1-05. Nina Fleurie 2

次に事務所に現れたのは毎朝荷物を届ける配達人フレッド。今日も朝の小包を持ってき た。 ケイトがコーヒーを勧め用意を始める。おそらくいつも通りの世間話の時間。 「街はどこも混んでるよ。でも俺には関係ないさ。だってスクーターでころがしてるか ら。」 彼のバイク便配達の話が始まる

Disc1-06. Arrivée du coursier (Moi, Je roule)(Laurent Bàn)

さあコーヒーの用意が整った、コーヒーブレイクの始まり。サンバのリズムでみんなを リードするのはケイト。 「私はコーヒーブレイクが好き。正しくはコーヒーじゃなくてブレイクの方だけどね。」 要は仕事をしないですむのがいいらしい mp3 Disc1-07. La pause Café (Pause Café) (Nathalie Pâque)  注 リンク押すとMP3ファイルが直接落ちてきます mp3聞ける環境か確認してください

ボスが法廷から戻ってくる。アニェスがニナをボスに紹介し、歓迎するボス。

Disc1-08. Arrivée du patron 09. Premiére déclaration d'Agnès (Arrivée du Boss) (Jérôme Pradon)

再びインターフォンがなる。今出て行った配達人が忘れ物で戻ってきた。彼の忘れ物とはロトくじ。 彼らは月曜日の朝みんなで1つのロトくじを買うのを日課にし ていた。 エティエンヌの提案で、今週はボスとニナを含め6人でロトくじを買うことにする。 初めてのメンバーにロトのルールを説明し、各人が2つずつ番号を選ぶ、 ロトの神様にお 祈りしながら。

一段落付いたところでロトも良いが仕事をしてもらわなければとみんなを促すボス。 アニェスに必要な書類を命じる。無秩序に山積みになった書類をかきわけ、放り投げてさ がし、 やっと目的のファイルをボスに手渡す。ボスは電話への応対を指示すると自室に行ってし まう。

Disc1-10. Retour du coursier 11. Le lundi matin 12. Réunion des joueurs 13. Les numéros du Loto 14. Reprise du boulot (le loto)Jérôme Pradon, Julie Victor, Nathalie Pâque, Hervé Lewandowski, Edouard Thièbaut, Stéphanie Caillol)

その後ろ姿を見ながらアニェスがいう、「いつか言おう、どれほど愛してるか。」

再び仕事の時間...相変わらず放られっぱなしのニナ... アニェスに声をかけようとするが、ボスが再び入ってくるのに遮られてしまう。 エティエンヌに頼んでおいた法廷弁護の為の下原稿を取りに来たのだ。 ちゃんとボスの声域に合わせて書いておいたというエティエンヌの下原稿を ミュージシャンにも渡しリハーサル。しかしこの原稿はもの凄く読みにくい。 (「私の依頼人は無実だ」が「私の犬は生意気だ」に読めるほど)  Mon client est innocent と Mon chien est insolent のダジャレ Disc1-15. Plaidoyer(Mon client est innocent)(Jérôme Pradon & Hervé Lewandowski)

清書と、取りあえず原稿の披露を命じるボス。 エティエンヌに緊張が走った。 彼は弱々しい声でオドオドしながら始めようとする。 しかもおもしろがったアニェスとケイトにボスの法廷衣装を着せられる。 覚悟を決めてエティエンヌが答弁を始めた。 途中ニナを依頼人に見立てたせいかなかなか様になっている。

Disc1-15. Plaidoyer(Mon client est innocent)(Franck Vincent & Hervé Lewandowski)
Disc1-15. Plaidoyer(Mon client est innocent)(Jérôme Pradon & Hervé Lewandowski)

それを見たボスは水曜日のこの法廷弁護に自分の代わりに彼が行くようにという。 途端にエティエンヌが青ざめる。 「これは僕の声域にあっていない」、「僕はちゃんと歌えない」「依頼人が有罪になって しまう」 等の理由をあげ、法廷弁護にどうしても行きたがらない。要は法廷弁護が嫌なのだ。 なんとか必死に抵抗を試み、逃げようとまでするが、 結局引き戻され業務命令とボスに押し切られてしまう。

Disc1-16. Je ne veux pas plaider ! (Pas plaider) (Jérôme Pradon, Hervé Lewandowski)

部屋に戻っていくボスの背中を見ながら自分の心の内を語るアニェス

Disc1-17. Quand on aime un homme (Alyssa Landry)

再び仕事の時間...以前所在ないままのニナ... 意を決して口を開こうとした瞬間、アニェスがニナの相手を始める。 彼女にデスクを与えて仕事をしてもらうという、ほっとするニナだったが デスクを見て目を見張る。そこは書類が山積みになっているデスクで、 彼女の仕事はこの書類ファイルの整理だった。 Disc1-18. Intervention de Nina

アニェスに言われケイトが仕事の段取りを説明する。 「まずこの山を全部床にぶちまけてからA-Zまでの山に整理するのよ。」 ケイトがファイルをぶちまける...あたりが散らかっただけだった... Disc1-19. Le classement

さすがにニナもあきらめににた愚痴を口にするが、思い直して仕事を始める。

Disc1-20. Quatorze ans de scolarité(14 ans de scolalité) (Stéphanie caillol)

エティエンヌが引き出しに手を挟み爪を割った。あまりの痛さに大騒ぎする。 ケイトとアニェスが応急手当をし、エティエンヌの爪の手入れの悪さを指摘する。 ボスを加え、ニナへの歌のレッスンを挟みながら、みんなで歌う。 「リスクを避けるためには準備が必要。爪のお手入れはお忘れなく」 Disc1-21. Aïe

どさくさに紛れてボスへの告白を試みるアニェス、 だが彼は全く聞いていない。 Disc1-22. Deuxième déclaration Agnès

電話が鳴る。ニューヨークからクライアントがボスに助言を求めてきたのだ。 しかしボスはその内容を聞いて適当に切り上げる。 それを見たニナが抗議の声を上げる、ボスのやり方がフェアではないというのだ。 しかし逆にボスにやりこめられてしまう。 ニナがやりこめられてボスびいきのアニェスはこっそりほくそ笑む。

Disc1-23. Conversation téléphonique (c'est degueulasse)(Jérôme Pradon & Stéphanie Caillol)

落ち込んだニナを、エティエンヌが気にするが、一歩早くコーヒーを手にしてケイトが励 ます。 Disc1-24. Nina bougonne

「仕事で落ち込んでいてはダメ、一日が辛くて長いならとっておきの方法があるわ。」 と、取り出した瓶の液体をミュージシャン達にのませるケイト。 途端に音楽がテンポアップし、あっという間に外が暗くなる。

Disc1-25. La journée de bureau(Journée au bureau)(Isabelle Ferron)

さあ終業時間だ。みんなが帰り支度を始める。 傘のダンスでスキップしながらめいめい夜の街に消えていく。 Disc1-26. La fin du boulot

誰もいなくなったオフィスに一人残っていたボスが現れる。 仕事の成功と寂しい生活の悲哀と心情を歌い、家へ帰っていく。

Disc1-27. Lamento du patron (Lamento)(Jérôme Pradon)

(文 はやしさん、 写真 さわさん 公式サイトの動画・MP3へのリンク記入 しおしづ)

Chance あらすじ Part 2

(c) sawa & http://www.chancelespectacle.com/ at Théâtre Le Méry on May 2005

2005 夜、怪しい掃除のおばさんが掃除機片手に現れる。彼女は掃除しながら掃除機の音を伴奏に歌いだす。 「伴奏には事欠かないわ、音は1つしかないけど」 さらに自走式(勝手に動き出す)の掃除機を牛に見立ててフラメンコを踊りだす (基本的にアニェス役が掃除のおばさんと2役) Disc1-28.La femme de ménage

そこにジャージ姿のエティエンヌが戻ってくる。結局水曜日のことが気になるらしく、ぶつくさ文句を言いながら、いろいろパターンをかえて練習をはじめる 急にニナが戻ってくる。バツが悪いと思い、とっさにジョギングしてカロリー計算しに来ただけと言い訳するエティエンヌ。薬を取りに戻ったというにニナに、「物忘れに効くクスリなんだね、それは」とジョークを飛ばす。ニナは彼のユーモアのセンス(どう考えても?がつくのだが)をいたく気に入ったよう。しばし見つめあい、相手に伝えられないお互いの気持ちを歌う二人。 やがて気持ちを引かれながらもニナは帰っていく。再び練習を始めるエティエンヌ、だがやがて寝てしまう。 Disc1-29. Etienne répète

翌朝ケイトにたたき起こされるエティエンヌ、ニナもやってきた。もうすぐ始業時間だ。ジャージ姿から着替えるためにネクタイを探すエティエンヌ。 Disc1-30. Reveil d'Etienne

そこへアニェスが再び遅刻してくる。昨日同様言い訳が始まる。今日は3時間前に家を出たとか…しかし誰にも相手にしてもらえないアニェス。ついに本当のことをぶちまける、要は朝起きられずに寝坊しただけだと。エティエンヌが彼女を遮る、「まだ始業前、今日は時間通りだよ!」「えっ、私の時計がすすんでたの….それならもっと寝坊できたのに。」 Disc1-31. La retardaire 2 - la vérité

フレッドがいつものようにやってくるが、元気がない。ケイトが気を引こうとするけれど、うまくいかない。今日は自分の人生が変わってしまったと語る。実はロトのことだった。ニナの番号 は・・当たっていたよ、ケイトは・・、アニェスは・・、ボスは・・当たっていたよ。エチィ・・と言いかけたが、彼の衣服を見て一瞬固まる。何とも奇妙な格好ででてきたエティエンヌ。場の空気が全く解らず、ぎょっとするエティエンヌ。だが彼の番号も当たっていた。 「で、僕の番号だけど…やっちゃった…」暗い顔で言う、誰もががっかりした表情。でも、「…大当たりの番号だ!!!」いきなり99ミリオン・ユーロの大当たりと皆を驚かせて、全員大喜びする。

    • ♪99ミリオンユーロ 僕らの分け前だ
    • 99ミリオンユーロ すごい なんて配当
    • もう冷蔵庫が空っぽなんて事はないし、請求書に冷や汗をかくこともない
    • 「高すぎる」なんてことはないし、これ以上「すごい」こともない
    • 僕ら、最大のロトの大当たりの当選者には ♪

Disc1-32. Retour du Coursier, Disc1-33. 99 millions d'euros(Jérôme Pradon, Julie Victor, Nathalie Pâque, Hervé Lewandowski, Edouard Thièbaut, Stéphanie Caillol)

mp3Disc1-33. 99 millions d'euros(Tous ensemble) 注 リンク押すとMP3ファイルが直接落ちてきます mp3聞ける環境か確認してください

**「何とも奇妙な格好ででてきたエティエンヌ」 この作品、衣装はキャストによって違う場面があります。(法廷服など) ここも俳優によって大分違います。(はやしさん 談)

Hervé Lewandowski ** 動画の中で確かフレッドがエルヴェ・エティエンヌの足元を見てますよね?(エティ…って言いかけたとこで、皆で足元に注目するんです。)で、エティエンヌの足元がスニーカー…。(あの動画って足元が写ってないから、この笑いはなんだろーって観る前は思ってました) ジャージからすぐにスーツへと着替えて、靴はそのままで来ちゃった…、てことですね  ネクタイ、変な柄で、シャツも変な色してました (さわさん 談)

** たぶんさわさんが言われるように靴と、あとは派手なネクタイが理由だと思います。(足下はわかりづらいので、フレッドはネクタイだけにリアクションしているのかとも思っていましたけど、気がつくお客さんにはどちらもおかしな状況です。) (はやしさん 談)

Fabian Richard **ファビアン・エティエンヌの場合もそんな感じでした。彼の方が若干ネクタイが不自然に短い感じもありました。(はやしさん 談)

Edouard Thièbaut **ここで一番わかりやすいのはエドゥアール・エティエンヌでして...背広が上下とも赤に黒のチェック柄なんですよ。 (はやしさん 談)

Chance古い方の公式サイト A Vourページ内のPhotos des répétitions中にある写真です(補足しおしづ)

Franck Vincent 監督・エティエンヌも観てみたいです…。 ちなみにフランク・エティエンヌは背広にスニーカーが妙にハマッてて変な風には見えませんでした。笑 むしろ、キョトンとしてる顔つきのフランクさん自身がおかしかったです。 (さわさん 談)

それぞれの夢 アニュスは明日にでもお店に出かけ、手当たり次第かまわず買い物したいと話す。 Disc1-34. Les projets d'Agnès

フレッドは、夢見てきたアメリカ映画の様な生活がしたいという。モンタナの地平線や、砂漠の真ん中コカコーラ片手にルート66。夕日の中の乗馬、月の下で眠る、自由なカウボーイのように、ただ単純に自由に暮らしたいと。 mp3Disc1-35. Libre !(Laurent Ban)注 リンク押すとMP3ファイルが直接落ちてきます mp3聞ける環境か確認してください

エティエンヌは、いうまでもなく、これで法廷弁護しなくてよくなったと大喜び。もししなきゃいけないならこのお金で誰かを雇うつもりらしい。 フレッドが自分の旅に誘うが、エティエンヌの答えはNON。彼はパリが大好きなのだ。モンマルトルに行ってコーヒーを飲み、お芝居を観て一日を終えるつもりらしい。 Disc1-36. Les projets d'Etienne

ボスの話 ボスはロトに当たった場面でも「自分にはお金は特別目新しい物じゃないから」とうそぶく。とりあえず当面の仕事にかかるつもりだと。

Disc1-37. Les projets du patron (et vous boss ?)(Jérôme Pradon, Edouard Thièbaut)

ケイトはひたすらパーティの日々を夢見ている。終わりのないカーニヴァル。歌って踊って動いて眠って、醒めたらまたパーティの日々。

Disc1-38. Les projets de Kate(Vie de fête)(Nathalie Pâque)

ニナには差し迫ったお金の使い道があった。彼女は病気だったのだ。ニューヨークの病院へ行かなければならないが、それは保険もきかず、もの凄い額になる。これでやっと自分の運を試すことができる。そのためにお金を使う。だってまだ諦めるには早い、この世には生と死、黒か白しかなくて灰色は存在しない。だったら彼女はまだ100%この地上の人間、生きているのだから。 mp3Disc1-39. Vivante !(Diane Bonnaure) 注 リンク押すとMP3ファイルが直接落ちてきます mp3聞ける環境か確認してください

「それならこの人生を生きてみよう。人生はパーティみたいなもの。 跳んではねて歌って踊って動いて夢見て眠る。 悩みや悲しみから逃げ出して、人生に素直に生きてみよう。 神様が2本の足をくれたなら、はねて踊って動いて 人生ってやつにオマージュを捧げよう。」 とめいめい事務所から去っていく。 Disc1-40. Une vie de fête

ACT 2

それから2ヶ月ばかりの時間が流れた。 ある日アニェスは事務所を訪れる。彼女はある一大決心をして事務所にやってくる。手にはバラの花束と手紙を持って。そうボスに告白する決心をしたのだ。彼女にとっては一か八かのかけ、癒しになるのかとどめになるのか。

Disc 2-01. Un baume ou un couteau(Julie Victor)

Disc 2-01. Un baume ou un couteaump3(Julie Victor) 注 リンク押すとMP3ファイルが直接落ちてきます mp3聞ける環境か確認してください

その時、インターフォンがなる。フレッドがやってきたのだ。彼も偶然通りかかり、何となく事務所に寄りたいという。とっさに花束と手紙を隠すアニェス。  フレッドはこの間世界中を回っていた。ただ自分の求めるただ一人の人、自分の安らげる場所を探して。しかしいろんなものを見聞きしても心の琴線に触れるものはなかったとかたる。   それを聞いたアニェスはフレッドに助言を求める。ラブレターにダメ出しをして欲しいと。しかし彼女が読むラブレターはまるで女学生の書くような内気で幼いもの。フレッドはそんなんじゃ男は口説けないという。フレッドによる恋愛指南が始まる。だんだん興に乗って悪のりを始める二人。 運悪く戸口に現れたエティエンヌは口をあんぐり… Disc 2-02. Tour du monde

気を取り直してエティエンヌの話が始まる。 彼はずっとパリにいた。世の人々はこぞってパリを訪れる、だが彼には苦労はいらない 通りの向こうはパリだから。彼のバカンスはパリ。パリの様々な姿を見て、それでもやっぱり彼はそれで満足なのだ。

Disc 2-03. Le retour d'Etienne(Paris) (Edouard Thièbaut)

Disc 2-03. Le retour d'Etienne(Paris)mp3(Hervé Lewandowski) 注 リンク押すとMP3ファイルが直接落ちてきます mp3聞ける環境か確認してください

次にケイトがパーティ続きでボロボロの姿になって現れる。退屈な毎日に比べればパーティは最高。でも節度が肝心。ぶっ続けのパーティは仕事よりたちが悪い。 Disc 2-04. Le retour de Kate

ボスが驚くべき姿で現れる。パリ周辺の若者達のような格好で、以前のボスからは想像が付かない。ラップに合わせて説明しだす。法廷で担当した若者たちに100%感化されてしまったようだ。曰く「彼ら全部弁護してやるぜ、おれが」

Disc2-05. Le retour du Patron(Boss' Rap)(Jérôme Pradon)

フレッドがアニェスに告白するようにとけしかける。が、その時ニナが現れた。相変わらず悪いタイミングでアニェスは告白する。当然ボスは聞いていない…. ニナの雰囲気にエティエンヌは話題をそらそうとするが、ケイトが彼女の病気について聞いてしまう。彼女の病気について。ニナは手紙を持っていた。「これは検査の結果、これで病院へ旅立たなければいけないか、ここにとどまれるかが決まる。最後の審判はみんなと一緒に知りたくて。」 「フルリィ・ニナ…わたしのことね…検査の結果 もう病院へ来る必要はありません 旅の荷物は解いてかまいません 予定の乗船はキャンセルされました あなたの血液はきれいで もはや何の反応もありません。」

彼女はやっと解放されたのだ。一気に嬉しくなるみんな。 Disc2-06. Le retour de Nina

** この話の時にボス@ジェローム本当に涙ぐんでた。。(テレンスさん談)

** 泣くのって、僕が見た中ではジェロームだけなんですけどね それもものすごく「泣いてます」って泣き方なんですよね(はやしさん談)

「豊かさというのは不思議なもの、お金のとはちょっと違うけど。  誰かの役に立つということが、その人にこの素晴らしい「心の豊かさ」  を与えてくれる。」ニナの言葉に一同が考える。 何か世の人のため、心を豊かにすることができないだろうか。みんなであれこれ考える、やがてエティエンヌが言う。「弁護しよう!!」 世の中には心ない物事に悩む人たちがいる。そういった人たちを救うために、無料法律相談所を開こうというのだ。フレッドの提案で誰でも気軽に相談できるインターネットの法律相談ということになる。 Disc 2-07. Enrichissons nos coeurs

インターネット無料法律相談事務所のアドレスは、avocat.fr。 6人が手に手を取って、皆様の悩みを解決します。 Disc 2-08. http://www.avocats.fr (これはurlじゃなくて曲名です 補足しおしづ)

弁護士の仕事には、弁護士の法廷衣装が必要。でもどうせだったら、モードを意識した最新式でいこうということで、法廷服のファッションショーがはじまる。 Disc 2-09. Le défilé d'avocats

さあ最初の依頼が来た。「バカンス用のバンガローを16人に貸してしまった」管理人さんから。弁護するのはエティエンヌ。 「私の被告は健忘症だ、アルツハイマーだ。貸したことも忘れてしまった。 それにバンガローに16人のバカンスなんて後で笑い話のタネになる。 いずれにしても訴えは無意味、彼は会社との契約を解消して、国籍を変えてしまったから。」 ニナには不評だが。

Disc 2-10. Première affaire en cours(Le playdoye)(Pascal Bolantin)

「ハーレーに対する愛情と情熱から、鏨とトンカチを使ってバイクを横領した」泥棒さんから。弁護するのはフレッド、さながらロックコンサートのように弁護を熱唱する。 「彼はバイクを盗んだ、それは事実だ。だがそれはバイクを救うためだ。 ひどい前の持ち主はバイクをつないで外に寝かせたんだ。タイヤの手入れもしない、ワックスもかけない、油も差してやらない。ここは示談を提案する。告訴を取り下げれば、バイクに対する虐待は不問にする。」 ロックコンサートばりの弁論に女性陣は熱狂、男性陣がにわか警備員に早変わり。 そんななか警備(笑)をすり抜けたケイトがフレッドに熱い口づけをする。 雷に打たれたように恋に落ちる二人。

Disc 2-11. Deuxième affaire en cours(La moto)(Jérôme Rouzier)

ボスが突然言い出す。「実は自分も一つセクシャルハラスメントの案件がある」と言い出し、「その被告は自分で、同僚に思いを寄せている。アニェスにだ!!」と告白する。あまりのことに気絶するアニェス、助け起こすボス。実は両思いだった二人。 ボスに恋して、何度かどさくさに紛れて告白を試み、ラブレターまで書いた、彼女は勿論この件の弁護を引き受ける。いわく、「この件において、セクシャルハラスメントの犯罪要件は立証されない、なぜなら動機は愛ゆえであり、愛は禁忌ではないからだ」。 で、両思いになれた喜びの中、愛はちょー素晴らしい(汗)と歌い合う二人…

Disc 2-12. Troisième affaire en cours(Aimer)(Jérôme Pradon)

エティエンヌとニナが向き合う今度は彼ら二人の番だ。お互いの愛を告白し合う。 「君の遺産目当ての結婚だっておもわれないですんだね」 「あなたに私の看護と結婚一週間後からのやもめ暮らしを覚悟させなくてすんだわね。」 抱き合う二人。

ミュージカルの素晴らしいところは、いつも愛が勝利を収めるようにできていること。 毎回公演ごとに登場人物は情熱を語る。でも彼らは最後の瞬間まではいつも怖がっている。 だってこっそり、作者が話を書き換えているかもしれないから… Disc 2-13. Finale

Disc 2-14 M E D L E Y.......    そしてゴースト・トラック

(文 はやしさん、 写真 さわさん 公式サイトの動画・MP3へのリンク記入 しおしづ)

さわさんのレビュー

さわさんのブログの中に4月16日と19日に観劇された(注 たぶん2005年あたりです、すいませんちゃんと記載してなくて) Chanceのレビュー part1があります (注 ブログの方は出待ちの写真などもありますよ、ジェロームの出演では回ではないですが、いい写真がたくさんあります)

今回、さわさんよりレビューと写真の転載の了解を得ました。本当にありがとうございます。無断転載しないでください

4月16日(土曜日)

(c) sawa & http://www.chancelespectacle.com/

フランスのテアトル初体験ということでかなりドキドキしながら劇場へ向かいまし た。公演より1時間半も前に着いたので人っ気がまだあまりありませんでした。前 もってフナックでチケットを購入していったのですが、当日買ったほうが2ユーロ安 いことを知り、軽くショックを受ける…。(26歳以下と学生は15ユーロなのです )

チケット売り場へチケットを交換しに行くと、売り場にいたお姉さんと話していたお 兄さんに声を掛けられました。『君はChance!を見るの?どこでChance!を知った の?』と。私は誰だろ…この人…?と怪しく思いながらモゴモゴと駄目フランス語で 答えると、『Chance!を選んで正解だよ、君は。このミュージカルは最高なんだ!』 と言ってました。どうやら関係者の人らしいです。

その人はその後、近くにあった テーブルの上に計算機とたくさんの書類を積んで、本を読みながら座ってました。結 局誰なのかはわかりませんでしたが、外国人が一人でテアトルに来てたことを不思議 に思ったんでしょうね。一人で来てたお客さんは私が見るかぎり、私一人でしたし …。(寂しい)

公演10分前になったら階段で待つようにと言われたのですが、公演までかなり時間 があったのでチケット売り場前のベンチで暇つぶし。21時を過ぎた頃から人がゾロ ゾロとやってきて、だんだんざわめきが広がっていきます。21時10分ごろからな んとなぁーく階段へ人が上っていくので、私も行かねばっと立ち上がり階段へ移動。 席が自由席なので、何気にじわじわといい席で見るぞーという人々の闘志が静かに 漂っていました。笑 Theatre Lucernaireは劇場が二つと映画館とバーレストラン があります。20時からの公演が終わるまで階段で皆待機。

Chance!の公演の準備が整うと会場入りが始まります。お客さんは切符きりのお姉さ んにプティモネーと言いながら、小銭を渡します。私は渡し損ねました。(そういう 習慣に慣れてないジャポネーズですから…)二列目の真ん中より少し上手側に着席。 (この日は誰も一列目に座っていなかったので、事実上一列目ということになります ね。)ステージの上には様々な小物がいっぱい。どんなミュージカルが始まるんだろ うと楽しげなBGMと共に気分が高まります。

切符きりのお姉さんが舞台に上がり、携帯の着信についての注意と劇を楽しんでくだ さいね~とのコメントの後、会場は暗くなり、本日のピアニスト(Hervé Devolder ) とギタリスト(Jean-Pierre Beuchard)さんが現れます。

演奏と共にEtienne(Hervé Lewandowski )とKate(Sandra Lalanne)が慌てふためきなが ら歌い始めます。遅刻してきたAgnès(Agnès Pat' )が歌い始めると、会場は大爆笑。 Kateの声がとっても元気がありとおっていて、気持ちがよいなぁ~と思いました。リ ズム感が抜群にいいなぁ~と惚れ惚れ。

そしてNina(Julie Wingens)←めちゃめちゃ若くて可愛いvvスーツの短いスカート が若さを強調?笑 インナーに着ていた、ブルドックがティアラを被っているプリン トのTシャツがアンバランスなはずなのに妙に可愛かった♪) が『Je suis mademoiselle fleurie~♪』と何度も歌いだす度に会場はまたかよぉ~!!!という 感じで大爆笑。前奏のピアノが鳴るだけで笑いが起こります。

玄関のインターホンに応対するときのAgnesの『Oui~♪』とか『Entrez~♪』と綺麗 な声で答えるのが結構ツボでした。それまでバタバタしてたのに、この仕事になると 態度が激変するのがGoodデス。笑

そしてFred(Nollane)が登場し、スクーターの部品にライトが灯り、会場が暗くなり スポットを浴びると会場の笑いが激しくなります。Nollaneさんってすごく目力の強 い人だなぁ~と思いました。マイクを通してないのにとても迫力のある歌唱力に惚れ 惚れ。笑

KateのLa pause cafeがハイテンションで歌い終わると、Boss(Franck Vincent)登 場。Boss、歌い方が激しくて唾がよく飛ぶ…(スミマセン、どうしても気になっ ちゃって…笑) 声も演技もパワフルな方でした。

そして劇は常にハイテンションで進み、会場は常に大爆笑。

ところどころで皆でダンスをするところでは、舞台が近くてちと怖かった…。(蹴ら れそうってね。笑) 妙な振り付けが多くて、変な動きをするたびにお腹を抱えて笑いこけました。

『Mon client est innocent~♪』でEtienneが『medames et messieurs~♪』と歌っ た後、思いっきり私を指差しながらその続きを歌ってきて、ぎゃーーー!!!と一人 で興奮。笑 指差された後、目で笑われて、???そんなに日本人一人客が目立って ますかぁ~?怪しいですかぁ~?と一人突っ込んでました。笑 それにしてもHerve さんによるEtienneの演技が素晴らしかったです。大袈裟な行動とかおどおどとした 雰囲気とか。笑

席が近いと役者さんとよく目が合うもんなんですね。しかも合う度にニコっと笑って くれるので、嬉しいような恥ずかしいような…。

ボスラップは何気にラップとダンスがすごく上手くてなかなか様になってました。し かしおかしくっておかしくって、お腹が真っ二つに割れるとはこういうのを言うんだ な…と思いましたね。そのあとに登場するNinaのピンクのドレスが可愛かったなぁ …。後でJulieちゃんは私より2歳年下ということを知って驚いた。この子めちゃめ ちゃ歌上手いですね。是非エポニーヌをやって欲しいような声を持った女の子でした。

ニューローブ(法服)ファッションショーではピアノとギタリストさんの演奏ではな く、テープにて曲を流してました。 コレはねぇ…皆個性豊かすぎ&有り得ない衣装で登場。Ninaなんてヘソピしてますか ら…。笑 Etienneスカーフがエッフェル塔になってますから…。Fred裸に黒の皮 コートですからぁ~!登場する際後ろを向いているのでまるでマトリックスの様…。 デニム素材のスカーフ代わりが素肌に垂れ下がっているのがやたらとやらしいし、し かもズリパンでパンツ出してますからぁ~!!(この日は何色か忘れたけど…笑 変 態発言すみません) Bossは裏地がモノトーンの水玉だし、Agnesは足まるだし&派手 な鳥みたいだし、Kateはオシャレな黒い服っていう感じ。あの中では一番まともな方 だったかなぁ?笑

ファッションショーでFredがエロエロな腰つき&ノリノリなロックを披露。Kateとの 絡みがすごくエロい…。笑 そしてKiss!!!なっがーーくて驚きました。笑 Kateか らkissされて慌てるFredの手の置き場に困ってあたふたしている様子がおかしかった です。しかし、この後から皆さんラブラブモードへ…。

EtienneとNinaは鼻と鼻とくっつけあったり、顔を近づけていちゃいちゃ…。そして 軽くkiss。

AgnesとBossもやっと想いが通じ合い、熱烈kiss。

なんじゃこの展開はぁ~っ!!笑 皆さん三組そろっていちゃいちゃ…。笑

そして愛は素晴らしい~って感じでそれぞれいちゃつきながら(笑)終了。と同時にブ ラボーブラボーの嵐。

カーテンコールでは再び色んな曲をメドレーで披露。

そしてノリノリで終了。

もう一度キャストが舞台へ上がってきて、ピアニスト(Hervé Devolder )とギタリス ト(Jean-Pierre Beuchard)さんたちも法服を着て登場。キャストの真ん中に混じります。

拍手喝さいが巻き起こっている中、Hervé Devolderさんがまるでタモさんのように 手をどうどうってやりながら拍手を静めます。そしてChance!の公演が場所を代えて 続けることを発表。どうやら決まったばかりだったようで、詳細までは話してません でした。 公演が終了すると客席には99millions d'euros~♪と流れ、お客さんも一緒に口ず さんでノリノリになりながら会場を後にします。出てすぐにアンケートを渡され、そ れを記入してから帰りました。(この時点で既に0時近かったので、ホテルが遠かっ たのと一人で着ていたので出待ちをしたかったけど、少し待っても出てこなかったの で帰りました…)

ホテルに帰り、一緒に泊まっていた友人に熱烈トーク。笑

とにかく良いのじゃぁ~!!!素晴らしいのじゃぁ~!!!楽しいのじゃぁ ~!!!!!と。笑

そしてもう一泊することを決めたので、19日(火曜日)に再びChance!を観に行きま した。また一人でですが…。

とにかくChance!にハマってしまいました。前日の昼間、マックで暇つぶしをしてい た際、メンバーにメッセージでも残しておこう!!と思い立ち、小さな和紙に応援 メッセージを書き書き…。日本の人々にChance!を勧めておくからっ!!とか色々と ね…。

(文と写真 さわさん、  動画リンク記入 しおしづ)

4月19日(火曜日)

(c) sawa & http://www.chancelespectacle.com/

再び劇場へ。またしても公演一時間半以上前に着いてしまいました。チケット売り場 のお姉さんに、『先週の金曜日に観に来てすごく気に入ったからメンバーにメッセー ジを書いてきたんだけど、渡してもらえませんか?』と尋ねたところ、『もちろんい いわよ、けど自分の手で渡した方がいいんじゃない?公演後15分くらいしたら役者 さんたちが降りてくるからそこで待てば本人に渡せるわよ?』と優しいお言葉。 『え?いいんですか?』『もちろん』

そんな訳で一度渡したメッセージカードを返してもらい、(出待ちだぁ~、一人だし フランス語分からんし、うわぁー緊張する…)とか考えながら軽く心拍数が上がる …。笑

そしてまた再び階段に並び、入場。この際、切符きりのお姉さんに写真は駄目?と聞 いてみたらやはり駄目と言われました。この日はものすごい人の数で、私はやはり二 列目に座ったのですが、一列目にも人が後から座りました。それでも人が入りきらな くって、係りの人は人を収容するのに結構困ってました。

この日はBoss(Jean-Paul Audrain)、Etienne(Franck Vincent)で、あとは16日と同 じメンバー。

つまりこないだBossだったFranckさんがこの日はEtienne。なんか違和感…。笑 け どEtienneの衣装を纏い、めがねをかけるとちゃんとEtienneなんですねぇ…。驚い た。笑

この日のBoss(Jean-Paul Audrain)さん、登場するなり、私は一人妙なツボにハマっ てしまいました。なんか我衆院達也さんに似てる!!背が低くて、眉毛の辺りとか、 かなり似てる!!!笑 存在感があまり派手ではないおとなしめなBossだったけど、 不思議な雰囲気をかもし出していました。ボスラップで途中から見事にリズムを狂わ せていたのにも気付かにず、(半拍ずつずれていました)一人で突っ走って踊ってま した。笑 しかも踊りがアホの坂田のような感じで…。なんじゃその振りはぁ~!と おかしかったです。リズムがずれていたことに気付かないBossに他のメンバーは目で 合図を送りあいながら笑ってました。

この日は私の隣に座っていたおばさんがものすごく派手に笑う人で、その派手な笑 いっぷりに周りのお客さんも振り向き、キャストもその笑い声がおかしいらしく、笑 いをこらえながら歌っていました。そのおばさんの笑い声に耐えているキャストさん たち、相当ツボだったらしく、真面目に歌おうとしてるのに出だしがプッて言ってし まったりしていて、またそれがおかしかったです。

この日とてつもなく私の頭に焼き付けて離れさせなくしたのがアボカニューローブ ファッションショーでのズリパンFred(Nollane)のパンツ。失笑 だって蛍光の黄緑 のビキニなんだもん…。笑いを取る為?それとも元々普段からそーゆーの履いてる の?とか考えてしまった…。(すみません変態で…死 開き直り。笑)

19日はとにかくものすごい盛り上がりっぷりで、カーテンコールもすごく長かった です。最初から最後まで始終笑いの渦。この日はFranckが公演の延長についての詳し いことを話しました。カーテンコールの際、バシャバシャと写真をあちこちで撮って いたので、あれ?終了したらいいのかな?と思いながら混じって写真を数枚とってみ たのですが、フラッシュをたかなかったためか全部ピンボケになってしまいました。 DonJuanを見に行った際もカーテンコールでは皆写真を撮っていたので、フランスで は終わってからだったら撮っていいというのが暗黙の了解なのかもしれませんね。

この日はアンケート用紙配っていませんでした。なんででしょうねぇ??

さわさんが撮影されたカーテンコール (c) sawa & http://www.chancelespectacle.com/

(Jean-Paul Audrain, Agnès Pat', Sandra Lalanne, Franck Vincent, Julie Wingens, Nollane)

**この映像はさわさんご本人とChance公式サイトの許可を得て載せています

デジカメ撮影なので映像は荒いですが、カーテンコールの盛り上がりを感じられる動画です。 これを載せるのは良くないかもしれないと思い・・・・ダメもとでChance公式に直談判しました。さわさんから直接管理人さんのFanyさんにお話して下さったおかげで、許可が下りました。 (よく許可を出してくれました。感謝。絶対ダメだと思ってた)

Thank you, Fany!

出待ち体験記

ぞろぞろとお客さんが帰っていく中、私はメッセージを渡すべく出待ち?をしまし た。 一人ぽつーんと切符売り場の前のベンチに座り寂しかった…。苦笑

まずギタリスト(Jean-Pierre Beuchard)さんが降りてきたので呼び止めてChance!の DMにサインをしてもらいました。

そしてしばらくしてまずKate(Sandra Lalanne)が降りてきました。サインと写真を快 く了解してくれて、10秒タイマー機能で私と一緒に写真をパシャリ。しかし後で見 てみたらすごく暗くなっていて顔があまりよく分からん…。泣 そしてそのあと彼女 はお母さんと親戚あるいはお母さんの友人数名に囲まれ、和やかムード。私はまたベ ンチに座り他のキャストが降りてくるのをまちました。

次に降りてきたのはFred(Nollane)。携帯で誰かと話しながら降りてきました。携帯 を切った後、即効近寄り呼び止め、またしても要求。もちろんもちろん!と優しく応 対してくれました。何処から来たの?とか色々聞かれて、テンパってめちゃくちゃな 駄目フランス語を話す私に対して、お世辞にもフランス語上手だねぇ~と言ってくれ たNollaneさん、いい人だぁ~。写真を撮った後、確認してみようと言ってくれて見 てみると、暗くて上手に撮れていない…。じゃあもう一度撮ろうと言ってくれる Nollaneさん。ほんといい人だぁ~。そして再び確認してみると、今度はフラッシュ が強すぎ&Nollaneさん頭切れてるし、二人とも中心からずれている…。そこで Nollaneさんが近くでお母さんたちと談笑していたSandraちゃんを呼んで、『Sandra ~、写真撮ってくれ~!』って頼んでくれました。そして再び撮影。その様子を見て いたおば様方から、『二人とも近寄りすぎよぉ~♪』とチャチが入りました。笑 確 かに出来上がった写真を見ると近いかも…。苦笑 けど石鹸のすごくいい匂いがしま した。(相変わらず変態発言ですね…)

その後すぐにNina(Julie Wingens)とAgnès(Agnès Pat')コンビが仲良く登場。キャピ キャピしてました。笑 写真を撮るとき、二人とも私を挟んで顔をぴったりと近づけ てきます。なんかノリが女子高生!!笑 撮った写真を三人で見てみると、『あら、 フラッシュが強すぎて白くなっちゃってるわねぇ~』とのことで、もう一度。次撮っ た写真は今度は暗くって…。『今度はちゃんと撮れた?』と聞かれて思わず、『う ん、大丈夫』と答えてしまった私。だってSandraの知り合い?のおば様たちとAgnes が既にトークを繰り広げていたのでもう一度…とは言えなかったのです。苦笑

そんなこんなしているとちょっと離れたところでセーターを着ているLe Boss& Etienne(Franck Vincent)さん発見。なんか威厳があって話しかけるのがちょっと怖 かったというのが本音…。笑 しかし快くokしてくれてサイン&写真撮影。しかしこ れがまたしても失敗。けどもう一度…と頼めない小心者の私。笑

そのあとしばらく待ってみてもHervé DevolderさんとBoss(Jean-Paul Audrain)が出 てこない。切符売り場の後ろにはバーレストランがあって、出てきたキャストさんた ちは次々にお店の中に入っていきます。もしかしたら、気がつかないうちに既にお店 に入っちゃったのかなぁ?と思いました。Hervé Devolderにメッセージカードを代 表して受け取ってもらおうと思っていたのでどうしよう…と考えていたところ、お店 の入り口にまだFranck Vincentさんがいるのに気付き、再び近づいて『土曜日に見て すごく気に入ったからChance!の一団へメッセージを書いてきたんです。皆さんで回 覧してもらいたいんですが…』と恐る恐る言ってみる。笑 そしたらすごく喜んでく れて、『親切にありがとう。楽屋にこうやって貼っておくよ』と貼る動作をしながら 言ってくれました。 そしてFranckさんもお店の中へ消えていきました。

結局あとのお二方にはお会いできず…。しかしFranckさんが伝えておいてくれたと思 う…。(LaurentがFranckから私の話を聞いたということをメールで言っていたので… )

とにかくChance!が大好きになってしまいました。こんなに笑いこけて苦しくなった のは久々でした。マイクなしなのに全然そんな感じがしないのも不思議でした。5月 まで伸びたということで、また観にいけるといいのですが…。んー、お金と時間が難 しいかも…。

とにかくたくさんの人に観て貰いたいなぁーと思いました。渡したメッセージカード の中に、たくさんの日本人に知ってもらえるように私のホームページでChance!のこ とを書いて薦めておくわ、と書いたんだからちゃんと実行しなきゃなぁ…。

(文と写真 さわさん、  動画リンク記入 しおしづ)

 

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